感想文2冊目『通常攻撃が全体攻撃で2回攻撃のお母さんは好きですか?』は俺には無理です。
これもファンタジア大賞29回大賞作。
主人公(ゲーマー少年)のお母さんが、なぜか見た目が若い美少女で、
そのお母さんとMMORPGの世界に入り込んで珍道中。
しかもお母さん初期パラメーターがチート級の強キャラで、
天然のキャラがなんとも可愛らしい、的なラノベ。
【勝手にラノベ分析】
・ストーリーを楽しむラノベではなく、キャラのやり取りを楽しむラノベ。
・主人公の一人称。狂言回しが主人公で、読みどころはお母さんのキャラ。
基本的にストーリーはどうでもいいというノリ。
このラノベの商品価値は、親子の掛け合い漫才。
そこが楽しめる人はラストまで満足できる。
ブログ主は、残念ながらハマれなかった。
半分くらい読んで「これが最後まで続くのか(ふう)」と思い、
やめちゃった。
お腹いっぱい、ごちそうさまです。
主は結構歳を食ってるので、
「マサキ、このモンスター弱いよね」
「違うよ!ママが異常に強いんだよ!」
的な掛け合いを200P読むだけの体力がないんです。
それよりも、えらい簡単にPCのモニターからゲームの世界に入って、
「え? もうちょっと何か、説明的なものはないの?」
と、そういうところに引っかかってしまった。
いや、いいんだけどね。
ゲームの世界に入るのに屁理屈こねても、読者は喜ばないだろうから。
それより、美少女ママと息子のやり取りに、クスリと笑いたいんだよ。
だったら、それに注力して、細かいことは放っておくのが吉というもの。
選者のコメントを見ても、
「キャラがよい」
とのこと。
細かいことはいいんだよ、ほんと。
【本書から得た気づき】
・読者が読みたいものだけ書けばいい。細かいことは気にしない。
以上。