答えは彼らが知っている(かも)
ブログの更新もさることながら、ラノベの執筆も今年に入って完全ストップしていた。
言い訳になるが、本当に、いろいろあったのだ。
2月までは子供の受験、3月からは頚椎症を患い、執筆どころではなかった。
ようやく4月に子供も無事進学し、首の痛み(というか左腕の痺れ)にも慣れてきたので(治ったとは言ってない)、GW中に執筆計画を立て直すべく、久々に取り組んだ。
昨年までに作り込んだプロットをもとに。
GWも家族サービスやらなんやらで、実際に執筆に当てられたのは合計10時間くらいだが、全体の5%くらいは進んだ。
そこで得た気づきを1つ。
プロットは基本変わらないのだが、キャラ設定に迷いがあった。
しかも主人公。
主人公の設定、しかも、そいつを主人公にするか、男にするか女にするか、そんな根幹に関わるところで迷っているのだ。
これは過日のエントリーでも触れたことがあるが、なかなか厳しい。
サブキャラならともかく、主役なので、あとで書き換えるとか至難の技。
でも今回、割と上手く行きそう。
最初にこの問題にぶち当たってから半年くらい立つが、
今回、ふと「こんなキャラ設定にしてみよう」と思いついたことがある。
これは、天啓としか言えない。
(大したアイデアではないのだが)
で、その設定を借り決めして、今回執筆してみた。
ただし、これまでと、今回は、事情が異なる。
これまでは「ザーッと、ト書き風に流れを書く」しかやってこなかった。
このGWは、きちんと自分なりに最善の地の文も書いた。
(もちろん後で推敲しまくり必至)
するとどうなったか。
その設定がかなりしっくりきて、キャラもストーリーも深みを帯び始めた。
基本プロットはそのままだけど、より太くなった感じ。
これはただのラッキーかもしれない。
多分、そう。
でも、正解か否かなんて最初からわからない、いや、最後までわからないから、
だったら「仮」ではなく「全力」で、ある方向でしっかりと書き込んでみれば、
「意外にいけそうだな」「やっぱりこっちは無理だな」と見えてくるものがあるらしい。
頭の中でシミュレーションしてそうしたジャッジができるプロもいるだろうけど、
それができないなら、手を動かす。
手を動かすことで、自分なりに、世界や登場人物を生み出してみる。
そうすると、彼らがその答えを教えてくれる。こともあると思う。
ちなみにキャラ設定の他に、一つまだ、迷いがある。
ラスト直前の大きな分岐点。
あるアクションを主人公に取らせるか、もう一人の登場人物に取らせるか。
これは、その主人公が最初から最後まで狂言回しに徹するのか、それとも主人公が物語の中で成長するのか、本のテイストを決める重要なポイントになる。
これについては今でもブログ主は決めかねているが、
もう頭の中でシミュレーションはしないことにした。
100時間以上かけて、彼ら、あの世界を書いて行く。
そうすれば彼らが教えてくれるだろう。
教えてくれなかったら文句を言ってやる(笑)
それくらいの気持ちで冒険に出よう。