よい子のラノベ教室

ラノベ作家デビューをたくらむ会社員が   読んだり書いたり

主人公のキャラの方向性が決まらないのは重症かもしれない

ストーリーを50に分ける作業は、初日以外あまり進んでない。

何で止まっているかというと、主人公(ヒロイン)キャラの設定。

 

50のうち半分くらいは埋まった。

そこまでは比較的スイスイ進んだのだが、途中でペースダウンする羽目に。

なぜか。

登場人物のキャラ設定が、まだできていないというか、覚悟仕切れないというか、そういう理由で。

スイスイとプロットが書けたのは、比較的主人公のキャラクターが影響しないところ。ところがどうしても、(当たり前かもしれないが)、キャラクターの設定が大きく印象を左右するところが出てくる。

明るいキャラならA路線から問題を解決するだろうし、真面目キャラならB路線から問題を解決するだろう、というような場面が。オチは同じとしても、経路は変わらざるを得ない。

どちらでも成立するなら、そしてどちらのキャラにするという強烈な思いや決定的事由がなければ、あとは腹を決めてキャラ設定するしかない。

それが今、できてないんだな。

 

もともと今回は「キャラありき」の物語ではなく、物語ありきでキャラを考えているので、決定的な自由はない。例えばジョジョの第2幕をジョセフではなくジョナサンや承太郎に演じさせても面白い作品になったと思う。第2幕がコミカルなジョセフになったのは、第1幕のジョナサンが真面目だったからその反動だと思う。

今、簡単にいうとコミカルな主人公かシリアスな主人公かどちらかにしようかと思ってる。どちらでも話の大筋は変わらないが、シーンの半分くらいと、仲間(パーティ)編成は変わる(もちろん、作品の印象も)

どちらにすべきか、両方のパターンを毎晩布団の中でシミュレーションしているんだけど、決定打に欠けるんだよね。踏ん切りがつかない。

 

決めるアプローチは二つあると思う。

「より魅力的と読者に思われるキャラはどちらか」

「自分が心の底から書きたい、と思っているキャラはどちらか」

 

まず前者だが、それがわかれば苦労しない。

おそらく「コミカル」な方がウケるし、続きも書きやすいのではないかと思われるが、逆にいうと「平凡」になるかもしれない。つまり、どちらがより魅力的かなんて、コミカルと真面目のどちらかを選ぶ判断基準にはなり得ない。どちらも魅力的になるだろうし、どちらも失敗する可能性はあるのだから。

次に後者だが、これがまだないのが、重症かもしれないと思う理由。どちらでもいいのだ、心の底から。作者がそういう状態なら、まだ書くな、ということかもしれない。

でも、書き進めなければ、この先全然進めそうにないんだよね。

 

だからとりあえず、どちらかに決めうちして、書くつもり。

で、書き上げてから、やっぱり違うなと思えば、別案で書き直す。

以前のエントリーでも「何回も書き直す必要がある」と述べたけど、

本当にその通りだと思う。