よい子のラノベ教室

ラノベ作家デビューをたくらむ会社員が   読んだり書いたり

キャラを決めることはストーリーを決めること

やっちまった・・・

夏休みに一気に書き上げる予定だった。

この2日、会社も休んで家族も不在で完全な不在だったのに、

気がつけばバトルフィールドと鉄拳ばかりやってた・・・

これは猛省が必要だ。

 

というわけで今日の午後は気分を引き締め、5時間ほど集中して作業をした。

筋書きを作るところまで行きたかったが、それには届かず、

大まかなプロット、キャラクター設定4〜5人で終わった。

 

プロットとキャラクターだけでそんなに時間がかかってどうすんだ、という気もするが、いやいやどうして、この2つはなかなか時間がかかるところだ。

例えばこの2つを決めると、物語の方向性が決まってしまう。シリアス路線か、ギャグ路線かという方向性が。

かなり迷ったのは、話やキャラのリアリティをどこまで高めるか。そして話の辻褄をどこまで合わせるか。

主の性格的には、強引な展開や、不自然な動機は嫌いなので、緻密に伏線を張ったり、キャラクターの動機を明確にするエピソードを入れたがる。しかし、ここにこだわると面白みがなくなる。「現実の制約」というべきか、夢と空想の楽しい話が、リアリティにこだわるあまり、つまらない描写に陥るのだ。

ラノベではキャラが生き生き面白いことが成功の秘訣になる。とするなら多少リアリティを外し、「そんな展開、ありえねえよ」「何でそこで主人公に惚れるんだよ」みたいな強引な展開の方が望ましそうだ。実際、主から見てそうしたラノベは多い。以前は「そこが甘い」と思っていたが、おそらく確信犯だったのだろう。

そんなこんなで、プロットやキャラの設定を決めると、その方向性も決まってしまうので、これはこのプロジェクトの根幹を決める作業だ。一度船を作ろうと思ったものを後で飛行機に変更することはできないから、慎重に決めざるをえない。

 

そしてこの作業の難しいところは(そして面白いところは)、答えがないところ。自分で「決める」しかない。あっちもこっちも、は通用しないのだ。

 

そして、シリアスでリアリティあるものにするのか、突飛なコメディにするのか、物語の筋書きは変わらなくても、方向性の違いで、登場人物の設定も違うものになる。だから、時間をかけて迷い、決めていく必要がある。

 

何とか、その作業はできた。

あとは、シーンを50に区切ってあらすじを考え、肉付けしていく。

そこからが本番なのだろうけど、今日だけでも十分頭脳的に疲れた。

そして、今までこのブログでダメ出しをしてきた多くのラノベ作品&作家に、改めて敬意を表する次第だ。

この作業を乗り越えたみなさんは、偉いです。

主も頑張ります。