新海誠推薦の脚本術を読んで見たでござる
数日前に新海誠監督がツイッターで絶賛していた脚本の書き方の本。
『君の名は』は、基本的にラノベ映画だと思うので、何かの参考になるかと思い読んで見た。
いや、正直にいうとまだ読み終わってないんだけど(400P以上あるんだよ)、途中経過のご報告。
主も昔、この手の映画脚本の教科書や小説の書き方みたいな本は何冊か読んだことがあるので、その限界もよくわかってる。読んだからといっていいものは書けない。ただし、役に立たないわけではない。大事なこともそれなりに書いてある。
本書も、使い方次第ではラノベを書く役にたつと思う。
脚本の書き方なので、映画とラノベは違うんだけど、物語の進め方やキャラの設定などは、読んでいて勉強になった。
心構え的な話が多いが、実践的なテクニックの話もたくさん紹介されている。
ただ、多少この手の本を読み漁った人にとっては、重複も多いかもしれない。
個人的に良かった箇所だけ、いくつか共有します。
・私たちは登場人物によって泣かされ、笑わされるのであって、プロットではない。
・キャラクターに対する関心が失われた瞬間、物語に対する関心も失われてしまう。
・大事なのは読んでいるページで何が起こっているかではない。読んだ人の心の中で何が起きたか。
・使い古された表現を避ける有効な方法は、ジャンルを混合すること。
・主人公は待っていてはいけない。何かに反応するだけの主人公は嫌われる。
・あなたが書いたキャラクターがギリギリまで追い詰められたら何をするか、知っておいたほうがいい。
・どのページのどの部分でもお客さんを失う可能性がある。
・ある場面を抜き去っても物語が破綻しないなら、その場面は不要だ。
などなど。
ご興味のある方はご一読を。