よい子のラノベ教室

ラノベ作家デビューをたくらむ会社員が   読んだり書いたり

キャラクターは、わかりやす過ぎるくらい極端に個性的に

ラノベを5冊、ラノベに近しい本を2冊ほど読んだところで、

一旦、ここまでの気づきを総括してみる。

 

その1 キャラクターは極端に、マンガチックに

たとえば「かわいい」「美少女」くらいの表現はバンバン使う。

時には胸の大きさも強調する。

それをしないで魅力的に書ける筆力があるなら別だが、

そうでないなら、そうした修飾語を多用してもなんら問題なし。

 

そして性格は、マンガ的に極端に「振れて」いて丁度いい。

わかりやすいツンデレ

わかりやすいお嬢様キャラ

わかりやすい元気娘。

極端な、あるいは大胆な行動を平気でとる。

とにかく、アイコンとしてわかりやすい、エッジが効いたキャラにする。

「実際にいそう」な人を描く必要はない。

 

そしてなぜか主人公の周りには美女だらけ。

そして一番かわいい子が、なぜか主人公を意識する。

「そんな偶然の出会いあるかよ」

「そんな御都合主義の展開あるかよ」

なんて言ってる俺には、俺がこう言ってやる。

「それ誰得?」

 

そう、ラノベは読者に夢を与えるものでなくては。

コメディか、シリアスかはどちらでもいいけれど、

日常では体験できない出来事、出会えない魅力的な人物、

そうしたものが求められる。

主の小さな頭で考えると、どうしても小ぢんまりと、

あまり魅力的でない人物や場面が出てきがち。

主の日常を小説にすると、そりゃあ主人公は地味でもてないさ(涙)

そんな話は誰も読みたがらない。

だから、ありえないキャラ、ありえない展開がいいんだよ。

 

書くときは、ちょっとネジを2〜3本飛ばして、

あっちの世界に入って、ノリノリで書くべし。

もちろん、テーマによっては、守るべきルールもある。

例えば物理法則を無視していいかといえば、守った方がいいだろう。

でも、そのほかのほとんどは、好き勝手にやった方がいい。

細かいことはいいんだよ。

要は、面白くて、そのラノベの世界にずっといたい、と思えるような作品であれば。

誰も窮屈で地味な、リアルに近い非リア充の話は求めていないんだってば。

 

以上