感想文7冊目『か「」く「」し「」ご「」と「』はラノベっぽい小説だけどそもそもその両者の違いはなんだ?
『君の膵臓を食べたい』で一躍人気作家となった住野よるの新作。
というのは屁理屈で、ぶっちゃけ疲れるから、少し違うものも読んでみようかと、
今話題作を手に取ったわけ。
というわけで最初の1話だけ読んだけど・・・、
・・・これラノベじゃね?
一人称で、軽い感じで、読みやすい。
高校生の青い日常を、非常に共感できる視線と描写で描かれている。
主は基本的にラブコメ、ラブロマンスは読まないし苦手なんだが、
いい話を読んだなあ、と、心がほっこりした。
話題になるだけはある。
で、宣伝文には「青春小説」って書いてあるんだけど、
これってラノベだよね?
ラノベの定義は何か、と問われても適切な答えは持ち合わせていないが、
これが「ラノベではない」という根拠もあまり見当たらない。
美少女は出てくる。
ちょっと現実離れしたキャラ設定の美少女。
コミカルな展開。
内気な主人公の一人語り。
まあ、ラノベの大賞受賞作も「あまりラノベっぽくない」と審査委員にコメントされたりしているくらいだから、その境界は曖昧なのかもね。
誰か明確な違いがあれば教えてほしいです。
以上